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公家領 くげりょう

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百科事典マイペディアの解説

公家領【くげりょう】

古代から近世にいたる皇室・摂関家・貴族・官人の所領の総称。律令制の弛緩に伴い,国家による給付に替わって貴族層の経済的基盤として広範に形成された。平安時代中期以降階層分化が進行し,家格・家職が固定化するに従い,形態は多様化したが,一般には殿舎・家地・荘園,御願寺もしくは氏寺とその所領などで構成された。

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世界大百科事典 第2版の解説

くげりょう【公家領】

公卿,廷臣らの所領の総称。平安中期以降,公家社会の階層分化がしだいに進み,さらに摂関家以下の家格・家職が形成されるにともない,それぞれの所領の形態も多様化した。中世の摂関家(摂家)の所領は,摂関職,氏長者の地位とともに各家の間を伝領される膨大な〈渡領〉と,各家固有の〈家領〉とに分かれるが,その家領も主要部分は,本家として一定の得分を収取する所領と,本所として荘務を進退する所領とから成り,皇室領をはじめ,他家の所領の下級所職を知行することはない。

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世界大百科事典内の公家領の言及

【寛文印知】より

…公家にはすべて,寺社に対しては徳川家2~3代の朱印状所持は全部,1代のみは50石以上に,寺領がなく境内ばかりの朱印状であっても一宗の本寺には朱印状が頒布された。奉行は,大名領は小笠原長矩・永井尚庸,公家領は稲葉正則,寺社領は井上正利・加々爪直澄,符案と訂正は右筆支配久保正之らが行った。発給をうけた大名219通,公家97通,門跡27通,比丘尼27通,院家12通,その他の寺院1076通,神社365通,その他7通,合計1830通に及んだ。…

※「公家領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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