吉見嘉樹(読み)ヨシミ ヨシキ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「吉見嘉樹」の解説

吉見 嘉樹
ヨシミ ヨシキ


職業
能楽囃子方(葛野流大鼓方)

専門
大鼓

肩書
葛野流大鼓宗家預り

生年月日
明治26年 1月11日

出生地
東京

経歴
明治36年池内信嘉主宰の能楽会の囃子方養成第1期生として川崎九淵師事。37年舞囃子「桜川演奏初舞台。大正7〜昭和10年台湾に在住。そのほか東京で活躍。36年九淵没後葛野流宗家預りとなったが、43年指の故障舞台を退いた。32年より日本能楽会会員。

所属団体
日本能楽会

受賞
芸術選奨文部大臣賞(第14回・昭38年度) 芸術祭賞(第11回・昭31年度)

没年月日
昭和44年 11月8日 (1969年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「吉見嘉樹」の解説

吉見 嘉樹
ヨシミ ヨシキ

明治〜昭和期の能楽囃子方(葛野流大鼓方) 葛野流大鼓宗家預り。



生年
明治26(1893)年1月11日

没年
昭和44(1969)年11月8日

出生地
東京

主な受賞名〔年〕
芸術祭賞(第11回・昭31年度),芸術選奨文部大臣賞(第14回・昭38年度)

経歴
明治36年池内信嘉主宰の能楽会の囃子方養成第1期生として川崎九淵に師事。37年舞囃子「桜川」演奏で初舞台。大正7〜昭和10年台湾に在住。そのほか東京で活躍。36年九淵没後葛野流宗家預りとなったが、43年指の故障で舞台を退いた。32年より日本能楽会会員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉見嘉樹」の解説

吉見嘉樹 よしみ-よしき

1893-1969 明治-昭和時代の能楽師大鼓(おおつづみ)方。
明治26年1月11日生まれ。葛野(かどの)流。池内信嘉(いけのうち-のぶよし)主宰の能楽会で川崎九淵(きゅうえん)に師事し,明治37年舞囃子「桜川」で初舞台。昭和31年芸術祭賞受賞。36年九淵の没後は葛野流宗家預かりの役についたが,43年引退。昭和44年11月8日死去。76歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吉見嘉樹の言及

【川崎九淵】より

…若年から抜群の技量を示し,芸の真髄を会得し,地拍子(じびようし)と能楽囃子を理論的に解明した。能楽会の囃子方養成事業にも尽力,吉見嘉樹(よしき)(1893‐1969),亀井俊雄(1896‐1969)らの有能な後継者を育てた。1950年葛野流宗家預り,53年芸術院会員,54年三役養成会首席講師,55年喜多六平太幸祥光(こうよしみつ)とともに能楽界最初の重要無形文化財保持者各個指定(人間国宝)に認定される。…

※「吉見嘉樹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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