吉野善三郎(読み)ヨシノ ゼンザブロウ

20世紀日本人名事典 「吉野善三郎」の解説

吉野 善三郎
ヨシノ ゼンザブロウ

昭和期の実業家 ブロニカカメラ創業者。



生年
明治44(1911)年1月25日

没年
昭和63(1988)年11月23日

出生地
東京・神田

学歴〔年〕
東京府立三中(現・両国高校)〔昭和3年〕中退

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和46年〕

経歴
一眼レフカメラのパイオニア家業米屋を継ぎ、全国有数の米穀店に育てあげたが、昭和17年国家統制と応召により、ほとんどの財産を失った。この間、カメラに興味を持ち、ライカコンタックスなど十数台を収集。21年新光堂カメラ店を創業し、カメラの開発を始めた。31年ブロニカカメラを設立。34年一眼レフ中判カメラの「ゼンザブロニカ」を開発し注目を集めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉野善三郎」の解説

吉野善三郎 よしの-ぜんざぶろう

1911-1988 昭和時代後期の実業家。
明治44年1月25日生まれ。カメラに興味をもち,ドイツ製のカメラなどを収集。昭和31年ブロニカカメラを創立,34年国産初の6×6判一眼レフ「ゼンザ・ブロニカ」を開発・発売して反響をよんだ。昭和63年11月23日死去。77歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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