同伴者(読み)ドウハンシャ

デジタル大辞泉 「同伴者」の意味・読み・例文・類語

どうはん‐しゃ【同伴者】

同伴する人。連れ。
ある思想運動に共鳴して、積極的に参加はしないが、協力をする人。同調者
[類語]連れ道連れ一行同勢同行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「同伴者」の意味・読み・例文・類語

どうはん‐しゃ【同伴者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同伴する人。いっしょに連れだって行く人。
    1. [初出の実例]「同伴者は新井省吾稲垣示の両氏なりしが」(出典:妾の半生涯(1904)〈福田英子〉三)
  3. ある思想運動に共鳴して、これを支持援助する者。同調者。シンパ
    1. [初出の実例]「マルクシズムの同伴者としてのリベラリズムには」(出典:いはゆる行動主義の迷妄(1935)〈大森義太郎〉)

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世界大百科事典(旧版)内の同伴者の言及

【同伴者文学】より

…1920年代のソビエト文学に用いられる用語で,プロレタリア作家ではないが,十月革命への同調を示した作家たちの文学をいう。トロツキーが文芸論集《文学と革命》(1923)で〈同伴者poputchiki〉の呼称を用いたのに由来する。レオーノフ,フェージン,ピリニャーク,バーベリ,ブルガーコフ,ゾーシチェンコ,カターエフ,エセーニンら旧知識人系,農民系,都市小市民系など,雑多な作家を含む。…

※「同伴者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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