デジタル大辞泉
「連れ」の意味・読み・例文・類語
つれ【連れ】
1 一緒に伴って行くこと。一緒に行動すること。また、その人。同伴者。「大阪まで車中の連れができる」「連れがあるので失礼します」「お連れさま」
2 (ふつう「ツレ」と書く)能の役柄で、シテまたはワキに従属し、その演技を助ける者。シテ方に属するシテヅレ(ツレ)とワキ方に属するワキヅレとがある。
3 東宮坊の帯刀の一。脇の次に位する。
4 多く「その」「あの」「この」などの下に付いて、種類、程度、また、そのようなもの、などの意を表す。
「その―な事言うたらばこの宿には置くまいぞ」〈虎明狂・老武者〉
5 (接頭語的に用いて)一緒に物事をする意を表す。「連れ三味線」
[補説]1は、仲間、友人、また、伴侶、配偶者の意でも用いる。
[類語](1)道連れ・一行・同伴者・同勢・同行
づれ【連れ】
[接尾]《動詞「つ(連)れる」の連用形から》人を表す名詞に付く。
1 その人を連れていること、または、それらの人々が連れ立っていることの意を表す。「子供連れ」「親子連れ」「二人連れ」
2 …ども、…連中などの意を表す。ややさげすんだり、軽んじののしったりする気持ちで用いられる。「役人連れに何がわかるものか」「足軽連れが何をぬかす」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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