日本大百科全書(ニッポニカ) 「同江」の意味・わかりやすい解説
同江
どうこう / トンチヤン
中国、黒竜江(こくりゅうこう)省東部の県級市。松花江(しょうかこう)と黒竜江(アムール川)の合流点の南岸に位置する。チャムス地級市に属する。常住人口17万9791(2010)。清(しん)代に臨江(りんこう)府が置かれ、1913年に臨江県、1914年に同江県と改められ、1987年市制施行した。市内は低湿地が多いが、中華人民共和国成立後の防水・排水工事により農業が発展し、小麦、大豆、トウモロコシ、アワ、コウリャン、米を産出する。中心地の同江鎮は河川交通の要地で、港は夏季には水深2~3メートルとなり、農産物を積み出す。
[浅井辰郎・編集部 2017年7月19日]
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