名例律(読み)みょうれいりつ

精選版 日本国語大辞典 「名例律」の意味・読み・例文・類語

みょうれい‐りつミャウレイ‥【名例律】

  1. 〘 名詞 〙(イ)における篇の一つ。刑の名前総則規定する。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「名例律」の解説

名例律
みょうれいりつ

日本律の一編目。大宝律養老律ともに存在。唐律を継受したもの。日本律全12編中の第1編で,律全体の総則的規定を定めた最重要の編目。主刑としての五罪,減刑としての例減,換刑としての贖(しょく)や官当,付加刑としての除免を定め,八虐(はちぎゃく)・六議(ろくぎ)・併合罪共犯連坐などの重要原則を定めている。大宝名例律は全条散佚逸文を伝えるのみ。養老名例律は前半を伝え,後半は散佚。

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