名残町(読み)なごりまち

日本歴史地名大系 「名残町」の解説

名残町
なごりまち

[現在地名]浜松市鹿谷町しかたにちよう布橋ぬのはし一―三丁目・城北じようほく三丁目・文丘町ふみおかちよう広沢ひろさわ一丁目

浜松城の北西に位置する脇町。本坂通に沿って南北に延び、南は武家屋敷の名残、北は名残新田村、西は富塚とみつか(井上氏時代城下絵図など)。「なぐり」とも称した。延宝五年(一六七七)の浜松町村家数高間尺帳によれば町の長さ二町二九間、家数三四。同帳によると浜松各町に課せられていた夫役は勤めていたが、町方とはされていない。浜松各町書上によると町並は東側一六六間・西側一六八間、町幅二間五尺。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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