名護グスク(読み)なごぐすく

日本歴史地名大系 「名護グスク」の解説

名護グスク
なごぐすく

[現在地名]名護市名護

一三―一四世紀の大型グスク。一五世紀中頃の「海東諸国紀」に載る琉球国之図には「那五城」とみえる。地元ではナングスクとよんでいる。名護なご(三四五・二メートル)から延びる丘陵端の標高一〇三メートルのところに造営され、尾根筋を二重の堀切で切断して防御している。石積みはない。内部は緩やかな平坦面で、区画施設は確認できない。面積は二〇〇〇平方メートルを超える。現在は尾根筋に沿って真っ直ぐにグスクに登る階段が造られているが、本来はグスクの側面から回り込んで郭内に入る構造である。グスク内および東側斜面一帯から一三―一四世紀のグスク土器や輸入陶磁器、カムィヤキ(亀焼)が採集できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む