日本歴史地名大系 「向日町」の解説 向日町むこうまち 京都府:向日市向日町[現在地名]向日市向日町向日丘陵の南端東麓、向日神社社前を南北に通る西国街道と愛宕(あたご)道(現通称物集女街道)・丹波道沿いに建ち並ぶ商・手工業者の町。北は寺戸(てらど)村、東は鶏冠井(かいで)村、西は向日社領、南は上植野(かみうえの)村の地籍内である。元和二年(一六一六)西岡(にしのおか)地方一円に商売が禁止されたが、向日町だけは商渡世を許され、在郷町となった。上町(かみまち)・下町(しもまち)からなり、うち上町の一九七軒(実際に記載するのは当時居住の一七五軒)について、屋敷の大きさ・分米・屋号・名前・渡世の内容を詳しく書き上げた元和二年当町銘々渡世書帳(写、須田久重家蔵文書)がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by