吟替り(読み)ギンガワリ

デジタル大辞泉 「吟替り」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐がわり〔‐がはり〕【吟替(わ)り/吟変(わ)り】

薩摩琵琶旋律型の一。悲哀憂愁の場面などに、高い音域でうたわれる。
小唄の節に合わない声。

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精選版 日本国語大辞典 「吟替り」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐がわり‥がはり【吟替・吟変】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 薩摩琵琶(さつまびわ)の旋律型の一つ哀調を帯びたもので、一曲の聞かせ所。
  3. 小唄の曲節に合わない声(俚言集覧(1797頃))。
  4. 音や調子が変わること。
    1. [初出の実例]「どうしても・さらばのときは吟がはり」(出典:雑俳・口よせ草(1736))

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