吠檀多(読み)ベーダーンタ

精選版 日本国語大辞典 「吠檀多」の意味・読み・例文・類語

ベーダーンタ【吠檀多】

〘名〙 (Vedānta)
ウパニシャッド別名。ウパニシャッドはベーダ聖典中最後に成立し、また究極教義を説くので、ベーダーンタ(anta は末尾、究極の意)と呼ばれ、特に後世ヒンドゥー教の理論的側面根拠を与えた聖典として重視される。
② ブラーフマ‐スートラを根本教典とするインド六派哲学の一派。八世紀にシャンカラによって完成された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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