御辞儀草(読み)おじぎそう

精選版 日本国語大辞典 「御辞儀草」の意味・読み・例文・類語

おじぎ‐そう‥サウ【御辞儀草】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科の一年草または多年草。ブラジル原産で、日本には江戸末期に渡来したといわれ、観賞用として栽培される。茎は高さ約三〇センチメートルでよく枝分かれする。葉は互生し、一五対ばかりの小葉からなる二回羽状複葉でわずかの刺激にも反応して葉が垂れ下がる睡眠運動を起こす。花は淡紅色で、密生して球状につく。結実して節のある莢(さや)となる。漢名、含羞草。ねむりぐさ。おじぎぐさ。《 季語・夏 》 〔俚言集覧(1797頃)〕

がんしゅう‐そうガンシウサウ【含羞草】

  1. 〘 名詞 〙 植物おじぎそう(御辞儀草)」の漢名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「御辞儀草」の解説

含羞草 (オジギソウ・オジギグサ;ネムリグサ)

学名Mimosa pudica
植物。マメ科の一年草

御辞儀草 (オジギソウ)

学名:Mimosa pudica
植物。マメ科の一年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の御辞儀草の言及

【オジギソウ】より

…ここから英語でsensitive plantともいう。他のマメ科植物と同様に明暗によっても葉を閉じる(睡眠運動)のでネムリグサの別名もあり,漢名で含羞草(がんしゆうそう)ともいう。原産地はブラジル。…

※「御辞儀草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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