最新 地学事典 「吸収因子」の解説
きゅうしゅういんし
吸収因子
absorption factor
X線が結晶を通過する際吸収が起こるため,回折X線の積分強度は吸収がない場合に比べて減少する。このため積分強度の測定値から結晶構造因子を求めるに当たっては,吸収の補正のための因子を測定値に乗ずる。この因子は結晶の線吸収係数,外形,入射および回折X線の方向によって決まり,結晶の外形が球形および円筒形の場合には計算された表がある。一般の外形の場合には数値積分により求める。参考文献:Intern.Tables for X-ray Crystallogr., Vol.III
執筆者:丸茂 文幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

