吸瓢(読み)すいふくべ

精選版 日本国語大辞典 「吸瓢」の意味・読み・例文・類語

すい‐ふくべすひ‥【吸瓢】

  1. 〘 名詞 〙 中空のガラス用器の一端にゴム球をつけ、皮膚に密着させて悪血膿汁などを吸い取るのに用いる器具。すいだま。吸角(きゅうかく)。〔羅葡日辞書(1595)〕
    1. [初出の実例]「蒟蒻に吻瓢(スヒフクベ)を懸けたほども利かず」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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