デジタル大辞泉 「吸込む」の意味・読み・例文・類語 すい‐こ・む〔すひ‐〕【吸(い)込む】 [動マ五(四)]1 液体や気体などを、吸って中のほうまで入れる。「深く息を―・む」「地面が雨を―・む」2 人や物を中に引き入れたり、包み込んだりする。「乗客の大半は駅前の競技場に―・まれていった」「眠りに―・まれる」[類語]吸い取る・吸引・吸入・吸収 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「吸込む」の意味・読み・例文・類語 すい‐こ・むすひ‥【吸込】 〘 他動詞 マ行五(四) 〙① 吸って、中へひき入れる。液体や気体を吸い入れる。[初出の実例]「Sorbeo〈略〉シルキ モノヲ スウ、または、suicomu(スイコム)、ススル」(出典:羅葡日辞書(1595))② ( 比喩的に ) 泥深い水、奥深い穴、暗やみなどが、人や物をひき入れたりつつみ込んだりする。[初出の実例]「ずぶずぶと吸ひ込まれて、其まま影が消ゆるもあれば」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七)③ 仲間に引き入れる。遊びなどに誘い込む。[初出の実例]「あれへ参って待合せ神崎氏を同道なし、例の小池で吸ひこみませう」(出典:歌舞伎・櫓太鼓鳴音吉原(1866)序幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例