吹き上げ砂丘(読み)ふきあげさきゆう

日本歴史地名大系 「吹き上げ砂丘」の解説

吹き上げ砂丘
ふきあげさきゆう

[現在地名]伊平屋村田名

伊平屋いへや島の北部にある砂丘。砂丘の最上部の標高は約八〇メートルで、北東方向に開いた谷状の斜面地に形成されている。砂粒はサンゴ礁起源をもつ貝殻片・サンゴ片・有孔虫殻やウニの棘などがおもで、ほかに陸起源のチャートの粒子が若干含まれる。貝殻片・サンゴ片・有孔虫殻が多く含まれることから、砂丘全体は白くみえる。冬季の北東季節風によって海岸の砂が吹上げられて形成されたもので、上部の方は植生で覆われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む