吹寄せ(読み)フキヨセ

デジタル大辞泉 「吹寄せ」の意味・読み・例文・類語

ふき‐よせ【吹(き)寄せ】

1 吹いて呼び集めること。
2 幾種類かの煮物や揚げ物を、いろどりよく盛り合わせた料理。また、美しく盛り合わせた干菓子。
3 寄席演芸の一。種々の音曲から少しずつ抜き出して寄せ集めたもの。上方では埃叩ほこりたたきという。音曲おんぎょく吹き寄せ。
4 垂木や格子、建具の桟さんなどを2、3本ずつ間隔をせばめて一組とし、組と組との間隔を広くとる配列法。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「吹寄せ」の意味・わかりやすい解説

吹寄せ
ふきよせ

木の葉や花びらが風に吹かれ、ひとところに寄せ集められたような散らし模様。咲き誇る花の美しさを愛(め)でるのではなく、むしろ散りゆくものに心をひかれ、もののあわれを感じる日本人の繊細な心情がうかがわれる伝統的な模様の一つである。通常、マツ・カエデ・イチョウなどの落ち葉に、キク・サクラ・ウメなどの枝や花びらをところどころに散らした品のよい小柄な模様である。江戸後期、おもに染織模様として流行した。

[村元雄]


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