呉羽化学工業(読み)くれはかがくこうぎょう

百科事典マイペディア 「呉羽化学工業」の意味・わかりやすい解説

呉羽化学工業[株]【くれはかがくこうぎょう】

旧芙蓉系の総合化学メーカー。1934年昭和人絹を創業。1939年呉羽紡績(現東洋紡績)が昭和人絹を吸収合併。1944年戦時企業整備により,呉羽紡績の化学肥料製造部門を分離・独立し,呉羽化学工業を設立。肥料・ソーダ製造から始まり,塩化ビニリデン・フィルム開発へ展開。日本初の家庭向けラップ〈クレラップ〉は有名。現在は制癌剤,フィルム・高機能樹脂等に多角化し,独自品も多い。2005年社名をクレハに変更。本社東京,工場錦(福島県)。2011年資本金124億円,2011年3月期売上高1323億円。売上構成(%)は,機能製品25,化学製品25,樹脂製品31,建設関連10,その他9。海外売上比率23%。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android