周山村
しゆうざんむら
[現在地名]京北町大字周山
周山一二ヵ村の一。大堰川と支流弓削川合流地点に位置する山間集落。大堰川をさかのぼれば山国、下れば宇津の各村で、弓削川上流は五本松村。村内を佐々江(現船井郡日吉町)方面へ至る若狭街道が通る。村域内に古墳群・廃寺跡・瓦窯跡などがあり、古墳時代より開かれた地と思われる。
中世以前は五本松と弓削村の一部も併せて縄野村と称していたが、天正七年(一五七九)頃明智光秀が縄野村西方に城を築き、周の武王の故事により周山城と命名したことによる村名といい、ことに下縄野を周山と改称したというが確証はない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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