周慶寺(読み)しゆうけいじ

日本歴史地名大系 「周慶寺」の解説

周慶寺
しゆうけいじ

[現在地名]下松市大字西豊井

切戸きりと川の東、鷲頭じゆとう(妙見宮)との間にあり、浄土宗。麟祥山と号し、本尊阿弥陀如来。

寺伝によれば、天文年中(一五三二―五五)大内氏が現在の地から東北方三町ばかりに西福さいふく寺として建立開山は広蓮社乗誉一角岌翁という。大内氏の滅亡後は衰退したが、寛永三年(一六二六、一説には元和年中)、毛利輝元の次男就隆が亡母の菩提を弔うため、その法号清泰院殿栄誉周慶大姉によって周慶寺と改め、新たに貞誉九阿に住持せしめ、祠堂田を寄進した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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