和久野村
わくのむら
[現在地名]敦賀市和久野・新和町一―二丁目
野上村の南、敦賀平野のほぼ中央部に位置する。地名の起源は「敦賀志」にいう「此村の北のはづれに清泉あり、昼夜混々として幅七、八尺バかりの河となり、嶋郷十一村の田地に分灌す、旱魃の年といへとも終に涸る事なし」の湧水に由来するか。文安元年(一四四四)四月一一日付和久野村平内二郎田畠居屋敷売券(西福寺文書)に「和久野村」、宝徳四年(一四五二)三月二七日付和久野村平内二郎名代職請状(同文書)に「和久野之村」、永正一一年(一五一四)九月七日の春
買得田地目録(同文書)に「嶋郷和久野」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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