和味村(読み)わみむら

日本歴史地名大系 「和味村」の解説

和味村
わみむら

[現在地名]矢巾町和味

城内じようない山を境に煙山けむやま村の南に位置する山間の村で、東は北伝法寺きたでんぽうじ村、南は岩清水いわしみず村、西は山地。元和八年(一六二二)南部利直知行宛行状(花巻本由緒)によれば、上田采女に和味村のうち一五〇石が与えられている。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高三八〇石余、七ヵ年平均の免三ツ四分三厘。元禄十郡郷帳では伝法寺村に入るとある。「邦内郷村志」では蔵分八八石余・給分三九一石余、家数三八、馬一二二。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数六〇、枝村の田尻たじり一六・山根やまね一〇・田沢たざわ九・ふなやま一六・川原かわら九、ほか「邦内郷村志」には高畑たかはた・不名山・近道地こんどうち・宮草・喜兵衛きへい禰宜地ねぎち・万俵を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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