矢巾町(読み)やはばちよう

日本歴史地名大系 「矢巾町」の解説

矢巾町
やはばちよう

面積:六七・七八平方キロ

郡の北半西部を占め、東は一部を除き北上川で区切られ都南となん村・紫波町、北は都南村、西は奥羽山脈に続き岩手郡雫石しずくいし町、南は紫波町に接する。西部は南昌なんしよう山を中心とした山地であるが、ほか大部分は平坦地である。北東端を用水鹿妻穴かづまあな堰が東流、中央東寄りを岩崎いわさき川、西寄りを鹿妻幹川水路が南流する。主要交通路としては中央をJR東北本線が通り矢幅やはば駅がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「矢巾町」の意味・わかりやすい解説

矢巾〔町〕
やはば

岩手県中部,盛岡市の南西にある町。南昌山 (848m) 東麓から北上川にかけて広がる盆地が町域。 1955年徳田不動,煙山 (けむやま) の3村が合体,矢巾村となり,66年町制。江戸時代の南・北矢幅村にちなみ命名。主産業は米作養鶏養豚も行われる。徳丹 (とくたん) 城跡 (史跡) ,町立南昌山自然公園の煙山苗畑や煙山ダム,矢巾温泉などの行楽地がある。交通に恵まれ,岩手流通センターが盛岡市との間に設置され,卸売・小売業年間販売額は盛岡市に次ぐ。中央部を JR東北新幹線,東北本線,東北自動車道,国道4号線が縦貫する。面積 67.32km2人口 2万8056(2020)。

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