和布新田村(読み)わぶしんでんむら

日本歴史地名大系 「和布新田村」の解説

和布新田村
わぶしんでんむら

[現在地名]西脇市和布町

和田わだ村の東に位置し、加古川が村の中央を流れ、支流杉原すぎはら川が当地で合流する。慶長国絵図には「新村町」と記載され、加東かとう郡から加古川東岸沿いに丹波に通ずる街道が記される。開拓の時期は寛永一七年(一六四〇)と伝え、初め幕府領(「口上書」下戸田区有文書)、延享元年(一七四四)大坂城代堀田家領(「天保校訂紀氏雑録」日産厚生会佐倉厚生園蔵)、延享三年三卿の一橋領(「一橋家領知高帳」一橋徳川家文書など)となる。旧高旧領取調帳でも一橋領。延宝五年(一六七七)検地帳(和布町有文書)によれば、田高一三石余・反別一町余、畑高八九石余・反別一三町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android