和御魂(読み)ニキミタマ

デジタル大辞泉 「和御魂」の意味・読み・例文・類語

にき‐みたま【魂/魂】

後世は「にぎみたま」とも》柔和な徳を備えた神霊。にきたま。⇔あら御魂
大和の―は静まりて」〈出雲国風土記

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精選版 日本国語大辞典 「和御魂」の意味・読み・例文・類語

にき‐みたま【和御魂・和魂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「にぎみたま」とも ) 柔和精熟などの徳をそなえた神霊。神霊の静的・穏和な側面をいう。にきたま。にこみたま。⇔荒御魂(あらみたま)
    1. [初出の実例]「和魂は王身に服(したか)ひて寿命を守らむ〈略〉〈和魂、此をば珥岐瀰多摩(ニキミタマ)と云ふ〉」(出典日本書紀(720)神功皇后摂政前)

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