和御魂(読み)ニキミタマ

デジタル大辞泉 「和御魂」の意味・読み・例文・類語

にき‐みたま【魂/魂】

後世は「にぎみたま」とも》柔和な徳を備えた神霊。にきたま。⇔あら御魂
大和の―は静まりて」〈出雲国風土記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「和御魂」の意味・読み・例文・類語

にき‐みたま【和御魂・和魂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「にぎみたま」とも ) 柔和精熟などの徳をそなえた神霊。神霊の静的・穏和な側面をいう。にきたま。にこみたま。⇔荒御魂(あらみたま)
    1. [初出の実例]「和魂は王身に服(したか)ひて寿命を守らむ〈略〉〈和魂、此をば珥岐瀰多摩(ニキミタマ)と云ふ〉」(出典日本書紀(720)神功皇后摂政前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android