20世紀日本人名事典 「和田徹三」の解説
和田 徹三
ワダ テツゾウ
- 生年
- 明治42(1909)年8月4日
- 没年
- 平成11(1999)年6月27日
- 出生地
- 北海道余市郡余市町
- 別名
- 筆名=龍木 煌
- 学歴〔年〕
- 小樽高商(現・小樽商科大学)〔昭和6年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本詩人クラブ賞(第12回)〔昭和54年〕「和田徹三全詩集」
- 経歴
- 伊藤整と共に百田宗治主宰「椎の木」同人となり、昭和10年処女詩集「門」を刊行。「日本末来派」などを経て、31年から「湾」主宰。英文学ではH.リードの研究で有名。49〜55年北海道薬科大学教授。モダニズム、英詩、実存哲学、インド哲学等に影響を受けた形而上詩を書く。代表作「永遠―わが唯識論」はドイツ語に翻訳された。他の詩集に「金属の下の時間」「唐草物語」「白い海藻の街」「虚」少年詩集「緑のアーチ」長編詩集「神話的な変奏・自然(じねん)回帰」「和田徹三全詩集」「和田徹三全集」(全6巻 沖積舎)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報