和田性海(読み)ワダ ショウカイ

20世紀日本人名事典 「和田性海」の解説

和田 性海
ワダ ショウカイ

明治〜昭和期の僧侶 高野山真言宗管長;高野山大学学長。



生年
明治12(1879)年8月2日

没年
昭和37(1962)年3月9日

出生地
兵庫県佐用郡

別名
号=木可得

学歴〔年〕
哲学館〔明治35年〕卒

経歴
明治26年清林寺伊達義禅について得度。42年真言宗御室派伝道部主任となり、布教誌「みのり」を発行。大正2年淡路千光寺住職となって「慈悲の光」を創刊。その後高野山金剛峯寺学務部長などを経て、昭和9年高野山大学学長、24年金剛峯寺座主高野山真言宗管長となった。29年には平井巽らと月刊「全人」を発行、33年同宗布教研究所長。この間朝鮮、ホノルル、米国などで巡教、布教総監を務めた。大僧正著書に「仏教修養講話」「現代思想真言密教」「大師主義」「大同胞主義」「和田性海講話集」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「和田性海」の解説

和田性海 わだ-しょうかい

1879-1962 明治-昭和時代の僧。
明治12年8月2日生まれ。真言宗御室(おむろ)派の伝道部主任として雑誌「みのり」を発行。昭和9年高野山大学長,24年金剛峰寺(こんごうぶじ)座主(ざす),高野山真言宗管長,33年布教研究所長となる。昭和37年3月9日死去。82歳。兵庫県出身。哲学館(現東洋大)卒。号は不可得。著作に「現代思想と真言密教」「大師主義」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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