デジタル大辞泉 「哲学的ゾンビ」の意味・読み・例文・類語 てつがくてき‐ゾンビ【哲学的ゾンビ】 言動や社会性の面でも、生理学・解剖学的にも普通の人間そのものだが、内面的な意識を持たないという、思考実験上の存在。[補説]オーストラリアの哲学者D=チャーマーズが提唱。哲学的ゾンビが、喜怒哀楽などさまざまな感情を表出したとしても、それは内的な情動の発露でなく、機械的な反応・演算の結果として出力しているに過ぎないが、現実の人間がそのような存在でないと証明することはできない。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例