唐宋八家文読本(読み)トウソウハッカブントクホン

デジタル大辞泉 「唐宋八家文読本」の意味・読み・例文・類語

とうそうはっかぶんとくほん〔タウソウハツカブントクホン〕【唐宋八家文読本】

中国唐宋八家文集。30巻。清の沈徳潜しんとくせんが明の茅坤ぼうこん編「唐宋八家文鈔」と清の儲欣ちょきん編「唐宋八大家類選」とからその粋を抜き、各編に主旨評釈などを施したもの。1739年刊。

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精選版 日本国語大辞典 「唐宋八家文読本」の意味・読み・例文・類語

とうそうはっかぶんとくほんタウソウハッカブントクホン【唐宋八家文読本】

  1. 中国の総集。三〇巻。清の沈徳潜撰。乾隆四年(一七三九)成立。唐宋八大家の模範となる文章を集め、評点・段落を付したもの。明の茅坤(ぼうこん)の「唐宋八大家文鈔」一六四巻、清の儲欣(ちょきん)の「唐宋十大家全集録(「唐宋十家文」とも)」五一巻に基づく選本。日本には江戸中期以後に伝来、文化一一年(一八一四昌平黌官板に付されてから教科書として流布した。

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世界大百科事典(旧版)内の唐宋八家文読本の言及

【唐宋八家文】より

…中国,唐宋の古文の名文集の書名。普通は清の乾隆期の詩文作家,沈徳潜(しんとくせん)の編集した《唐宋八家文読本》を指す。正しくは《唐宋八大家文読本》といい,全30巻から成る。…

※「唐宋八家文読本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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