唐通事会所日録(読み)とうつうじかいしょにちろく

改訂新版 世界大百科事典 「唐通事会所日録」の意味・わかりやすい解説

唐通事会所日録 (とうつうじかいしょにちろく)

長崎における唐通事仲間の執務日記。写本10冊。記事は1663年(寛文3)から1715年(正徳5)に及ぶ。ただし第2冊を欠く。唐通事会所設立は1751年(宝暦1)で,それ以前は年番唐大通事の自宅役所として使用されていた。内容は,唐船貿易,在崎唐人の動静,オランダ通詞関係,長崎関係一般情報など。とくに長崎奉行との交渉関係記事は詳細である。《大日本近世史料》に収録
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関連語 一男 片桐

日本歴史地名大系 「唐通事会所日録」の解説

唐通事会所日録
からつうじかいしよにちろく

一〇冊(一冊欠本)

写本 長崎市立博物館

解説 原題日録。長崎市中の唐通事仲間の執務上の記録

活字本 大日本近世史料(七冊)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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