商向(読み)あきないむき

精選版 日本国語大辞典 「商向」の意味・読み・例文・類語

あきない‐むきあきなひ‥【商向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商売関係のあること。商売上
    1. [初出の実例]「捨五郎が見世の事万端、実体につとめ、商向(アキナヒムキ)にも巧者にて」(出典人情本・清談峯初花(1819‐21)後)
  3. 商品として適していること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「商(アキナ)ひむきといふ代物を、居所も知れぬお前様に、なんでこれが貸されるものだ」(出典:歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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