巧者(読み)コウシャ

デジタル大辞泉 「巧者」の意味・読み・例文・類語

こう‐しゃ〔カウ‐|コウ‐〕【巧者/功者】

[名・形動]手慣れていてたくみなこと。また、そういう人や、そのさま。「―な手口」「試合―」
[類語]上手得意得手えて達者堪能得手物えてもの特技おはこ十八番お株売り物お家芸お手の物専売特許敏腕辣腕器用多才うまたく巧妙潰しが利くくする腕が立つ腕利き腕こき腕っこき手練てだれ手利き名人達人名手妙手エキスパート巨星巨匠名匠名工大家たいか権威第一人者泰斗たいと耆宿きしゅく大御所おおごしょオーソリティー巧手怪腕凄腕腕達者

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精選版 日本国語大辞典 「巧者」の意味・読み・例文・類語

こう‐しゃカウ‥【巧者・功コウ者】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事に熟練していること。技芸にたくみなこと。また、そのさまやその人。じょうず。老練。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「あの男等は匕先(さじさき)より口先が功者(カウシャ)で」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)
    2. 「この男の巧者なことには、妙に人懐こい、女の心を嫵(ひきつ)けるやうなところが有って」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一五)
    3. [その他の文献]〔新唐書‐高崇文伝〕

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普及版 字通 「巧者」の読み・字形・画数・意味

【巧者】こうしや

上手。

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