商水(読み)しょうすい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「商水」の意味・わかりやすい解説

商水
しょうすい / シャンショイ

中国、河南(かなん)省東部、淮河(わいが)支流潁河(えいが)上流沿岸にある県。周口(しゅうこう)市に属する。人口123万1900(2014)。黄河(こうが)流域ワタ作地帯の淮北地区の主産地にあり、小麦、コウリャンゴマの栽培が盛んである。漯阜線(漯河(らが)―阜陽(ふよう))が通じるほか、開封(かいほう)や商丘(しょうきゅう)を経て山東(さんとう)省済寧(さいねい)などに向かう自動車道が通じている。宋(そう)代に商水県が置かれ、華北(かほく)平原上の交通の要所を占めており、明(みん)代には、農作物集散地として発展した。

[駒井正一・編集部 2017年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android