山川 日本史小辞典 改訂新版 「善光寺本堂」の解説
善光寺 本堂
ぜんこうじほんどう
江戸時代を代表する巨大な寺院建築。現存の本堂は,1707年(宝永4)の再建。正面7間,側面16間で裳階(もこし)がめぐる。屋根は棟がT字型の撞木(しゅもく)造。堂内は奥から阿弥陀三尊を安置する瑠璃壇(るりだん),開基とされる善光夫妻と善佐の木像を納める三卿の間,内々陣,内陣,外陣(げじん)からなる。瑠璃壇・三卿の間の下には戒壇とよばれる巡回路がめぐる。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報