阿弥陀三尊(読み)アミダサンゾン

デジタル大辞泉 「阿弥陀三尊」の意味・読み・例文・類語

あみだ‐さんぞん【阿弥陀三尊】

阿弥陀仏と、その脇侍きょうじとして控える左の観世音菩薩と右の勢至せいし菩薩の3体の仏像。弥陀三尊

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精選版 日本国語大辞典 「阿弥陀三尊」の意味・読み・例文・類語

あみだ‐さんぞん【阿彌陀三尊】

  1. あみだ(阿彌陀)の三尊
    1. [初出の実例]「阿彌陀三尊〈銀歟〉安置仏殿」(出典:小右記‐万寿四年(1027)一〇月二八日)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「阿弥陀三尊」の解説

阿弥陀三尊
あみださんぞん

中尊阿弥陀如来脇侍(きょうじ)として観音(観世音)・勢至(せいし)両菩薩を配したもの。「観無量寿経」に無量寿仏(阿弥陀仏)が空中たち左右に観音・勢至が侍立したとあるように,観音は阿弥陀の左に,勢至は右に配置される。京都仁和寺・三千院,奈良県天理市の長岳寺の彫像法隆寺金堂・高野山蓮華三昧院・石川県心蓮社の各画像,大分県臼杵(うすき)石仏などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿弥陀三尊」の意味・わかりやすい解説

阿弥陀三尊
あみださんぞん

阿弥陀仏を中尊として、観音(かんのん)、勢至(せいし)の2菩薩(ぼさつ)を左右の脇侍(わきじ)とする様式

[江口正尊]

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