デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「善六」の解説 善六 ぜんろく ?-1816ごろ 江戸時代後期の漂流民。陸奥(むつ)石巻(宮城県)の若宮丸乗組員。寛政5年仙台沖で遭難し,ロシア領に漂着。イルクーツクでロシア正教に入信し,帰化。遣日使節レザノフの通訳として同行するが,帰国組の津太夫らと不和になりカムチャツカで下船。ゴローブニン幽囚事件の際,日露両国の文書翻訳にあたる。文化13年ごろ死去。ロシア名はピョートル=ステパノビッチ=キセリョフ。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例