善行院(読み)ぜんこういん

日本歴史地名大系 「善行院」の解説

善行院
ぜんこういん

[現在地名]川井村小国

関根せきねにある。早池峯山と号し天台寺門宗、本尊は不動明王。由緒に延喜一一年(九一一)浄貞が善行院の院号を免許され、早池峰はやちね小国おぐに掛所を開き、新山しんざん堂を建立して早池峯山善行院と称したのにはじまるという。のち野火により焼失、文亀二年(一五〇二)武田彦十郎忠直が小国おぐに村を知行するに及んで祈願所として再建、江戸時代に入って島田氏から御守札料五斗の寄進を受けたと伝える。もとは本山派修験で京都聖護しようご院末であった。早池峰山小国筋江繋えつなぎ坂の先達を勤めており、享保一四年(一七二九)の閉伊年行司寿松院の霞証文(田頭文書)に「下霞小国、江繋、泉沢右三ケ村預置」とあり、元治元年(一八六四)の書上(同文書)では「小国村永田、末角、湯沢関根、大仁田、〆一五五軒」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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