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善長寺町(読み)ぜんちようじちよう

日本歴史地名大系 「善長寺町」の解説

善長寺町
ぜんちようじちよう

下京区綾小路通室町西入

東西に通る綾小路あやこうじ(旧綾小路)を挟む両側町。

平安京の条坊では左京五条三坊一保七町北側及び同八町南側。平安中期以降は綾小路室町小路西の地。応永三二年(一四二五)の酒屋交名(北野天満宮史料)に、「綾小路室町西南頬、覚阿」とあり、町内に酒屋が居住した。

「祇園会山鉾次第以鬮定之」(祇園社記)によれば応仁の乱後、明応九年(一五〇〇)再興をみた祇園会の前祭さきのまつりに「廿番 こき(りカ)こはやし あやのかうちと室町間」とあり、南北通りの記載を欠くが、当町から「こきやこはやし」が出されたのではないかと考えられる。

永正初年、越前の僧、顕興忍想によって、浄土宗善長寺が当町北側に創建。忍想は永正五年(一五〇八)に没し、寺は天正一九年(一五九一)豊臣秀吉の洛中区画整理に伴って、新京極通蛸薬師上ル(現中京区)に移転した(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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