喜多村実(読み)キタムラ ミノル

20世紀日本人名事典 「喜多村実」の解説

喜多村 実
キタムラ ミノル

昭和期の経営コンサルタント (社)公開経営指導協会理事長。 青色申告制度生みの親



生年
明治37(1904)年1月29日

没年
昭和59(1984)年10月11日

出生地
宮城県

学歴〔年〕
東京府立園芸学校〔大正12年〕卒

経歴
オリオン堂洋品店を経営。昭和の初め、自作の「儲けという字を分析すれば、諸人信者にするの道」という道歌の商人倫理を経営の合理化と結びつけ、大バーゲン、正札主義、チェーン・ストアシステムを導入、1 000余店を持つコンサルタント会社“公開経営指導協会”のリーダーとなった。戦時下の昭和14年には「ヤミヤメロ・モウケルナ」の商業報国運動を組織戦後税制から小売商を守るための公開経営運動のリーダーとして、経営のデータを公開し、適正な利潤納税を実現しようとする青色申告制度の生みの親となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「喜多村実」の解説

喜多村実 きたむら-みのる

1904-1984 昭和時代経営者
明治37年1月29日生まれ。オリオン堂洋品店を経営,昭和のはじめ日本最初のチェーンストアづくりに尽力。戦時体制下で商業報国運動を組織。戦後は経営のデータを公開し,昭和25年の青色申告制度制定のきっかけをつくった。公開経営指導協会理事長。昭和59年10月11日死去。80歳。宮城県出身。東京府立園芸学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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