喪儀司(読み)ソウギシ

デジタル大辞泉 「喪儀司」の意味・読み・例文・類語

そうぎ‐し〔サウギ‐〕【喪儀司】

律令制で、治部省に属し、凶事儀式喪葬の具をつかさどった役所。大同3年(808)鼓吹司くすいし合併

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精選版 日本国語大辞典 「喪儀司」の意味・読み・例文・類語

そうぎ‐しサウギ‥【喪儀司】

  1. 〘 名詞 〙 令制で治部省の被管。凶事の儀式、喪儀の具などをつかさどった役所。正(正六位下)・佑(正八位上)・令史(大初位下)各一人の官人がいたが、大同三年(八〇八正月鼓吹司(くすいし)に合併された。〔令義解(718)〕

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世界大百科事典(旧版)内の喪儀司の言及

【治部省】より

…和訓は〈おさむるつかさ〉,唐名は礼部という。氏姓・系譜にかかわる訴訟,五位以上の官人の相続・婚姻,祥瑞,喪葬,外交,寺院・僧尼に関することなどをつかさどり,雅楽寮(ががくりよう),玄蕃寮(げんばりよう)と諸陵司(のち諸陵寮),喪儀司の2寮2司を管したが,喪儀司は9世紀初めに廃止された。職員は卿1人に大少の輔・丞・録の四等官,史生・省掌・使部などの下級職員のほか,氏姓・系譜の訴訟を担当する大少の解部(ときべ)がおかれている。…

※「喪儀司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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