デジタル大辞泉 「鼓吹司」の意味・読み・例文・類語 くすい‐し【▽鼓吹司】 律令制で兵部省に属し、鉦鼓・大角はらのふえ・小角くだのふえなどの訓練を担当した役所。つづみふえのつかさ。 こすい‐し【鼓吹司】 ⇒くすいし(鼓吹司) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「鼓吹司」の意味・読み・例文・類語 くすい‐し【鼓吹司】 〘 名詞 〙 律令制の官司。兵部省に属し、鼓吹の調習にあたる。鼓は鉦鼓(しょうこ)、吹は大角(はらのふえ)・小角(くだのふえ)。正一人、佑一人、大少令吏の各一人で構成され、鼓吹戸が付属する。寛平八年(八九六)、廃司して兵庫寮に合併。つづみのふえのつかさ。くすい。〔令義解(718)〕 こすい‐し【鼓吹司】 〘 名詞 〙 ⇒くすいし(鼓吹司) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の鼓吹司の言及 【行進曲】より … 18世紀にトルコの軍楽が行進曲の歴史を大きく変えたように,東洋にも行進曲に類したものはある。中国の軍楽である鼓吹(こすい)は日本にも導入され,律令などの記事によれば兵部省には鼓吹司(つづみふえのつかさ)があった。しかし詳細は明らかでなく伝承もとだえており,日本での行進曲の伝統は明治維新の洋楽移入をもって始まると考えるべきであろう。… ※「鼓吹司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by