営城子(読み)エイジョウシ

デジタル大辞泉 「営城子」の意味・読み・例文・類語

えいじょうし〔エイジヤウシ〕【営城子】

中国、大連市旅順地区の地名。漢代の墓跡があり、墓内に壁画が描かれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 かわら

精選版 日本国語大辞典 「営城子」の意味・読み・例文・類語

えいじょうしエイジャウシ【営城子】

  1. 中国、遼寧省旅順北東方の地名。旅大鉄道に沿った海岸にあり、漢代の塼室墓(せんしつぼ)(塼(かわら)を積んだ墓)の発掘で知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「営城子」の意味・わかりやすい解説

営城子
えいじょうし / インチェンツー

中国、遼寧(りょうねい/リヤオニン)省南部、大連(だいれん/ターリエン)市の北西約20キロメートルにある町。付近高麗(こうらい)時代の城跡があるのでこの名がつけられた。町の東方から、漢代の甎墓(せんぼ)が発掘されており、なかでも墓内に描かれた壁画は、多くない漢代絵画の遺品としてばかりでなく、当時の風俗を知る貴重な資料である。

[關尾史郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android