営城子(読み)エイジョウシ

デジタル大辞泉 「営城子」の意味・読み・例文・類語

えいじょうし〔エイジヤウシ〕【営城子】

中国、大連市旅順地区の地名。漢代の墓跡があり、墓内に壁画が描かれる。

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関連語 かわら

精選版 日本国語大辞典 「営城子」の意味・読み・例文・類語

えいじょうしエイジャウシ【営城子】

  1. 中国、遼寧省旅順北東方の地名。旅大鉄道に沿った海岸にあり、漢代の塼室墓(せんしつぼ)(塼(かわら)を積んだ墓)の発掘で知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「営城子」の意味・わかりやすい解説

営城子
えいじょうし / インチェンツー

中国、遼寧(りょうねい/リヤオニン)省南部、大連(だいれん/ターリエン)市の北西約20キロメートルにある町。付近高麗(こうらい)時代の城跡があるのでこの名がつけられた。町の東方から、漢代の甎墓(せんぼ)が発掘されており、なかでも墓内に描かれた壁画は、多くない漢代絵画の遺品としてばかりでなく、当時の風俗を知る貴重な資料である。

[關尾史郎]

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