普及版 字通 「嗅(漢字)」の読み・字形・画数・意味
嗅
常用漢字 13画
(異体字)
24画
[字訓] かぐ
[説文解字]
[字形] 会意
正字はに作り、(鼻)+(臭)。嗅はその略字。〔説文〕四上に「を以てに就くなり」といい、の亦声とし、「讀みて畜牲の畜(きう)の(ごと)くす」という。その感覚を嗅覚、その器官を嗅官という。〔論語、郷党〕「三嗅して作(た)つ」は、鳥が警戒して飛び立つ意であるが、この嗅は(けき)の誤りであろう。〔爾雅、釈獣〕に、とは鳥が両翼を張る意であるという。
[訓義]
1. かぐ、よくかぐ。
2. くさい。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 佐志加久(さしかぐ) 〔名義抄〕 カグ・モノカグ 〔立〕 カグ
[語系]
嗅()thjiukは・thjiuと声義が近い。は臭気、は腐臭、嗅()は動詞的な語である。
[熟語]
嗅覚▶・嗅石▶・嗅扇▶・嗅聞▶
[下接語]
嗅・嗅・吟嗅・三嗅・鬚嗅・触嗅・酔嗅・鼻嗅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報