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嗷訴 ごうそ

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世界大百科事典 第2版の解説

ごうそ【嗷訴】

強訴とも書き,平安時代中期より室町時代に至るまで,中央・地方の大寺社の衆徒・神人(じにん)が,宗教的権威を背景に徒党を組み朝廷や幕府にさまざまな要求を強要した行動である。968年(安和1)興福寺衆徒が春日神木を奉じて入京して以後,院政期に至り最盛を極め,白河上皇を嘆かせた三不如意の一つ比叡山山法師や,山階道理の語を生んだ興福寺衆徒の嗷訴は最も有名である。嗷訴ではしばしば理不尽な訴えが行われ,嗷訴側は神輿・神木を洛中に動座させ,神仏みずからが訴訟に赴く形をとり,神罰仏罰を盾に有利な裁許を求めた。

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