嘉倉貝塚(読み)かくらかいづか

日本歴史地名大系 「嘉倉貝塚」の解説

嘉倉貝塚
かくらかいづか

[現在地名]栗原市萩沢加倉

伊豆いず沼の北西に位置し、沼北岸を東西に延びる標高約二〇メートルの長い台地上に立地する、縄文時代前期から弥生時代中期にかけての遺跡。縄文時代後期〜晩期には台地西側斜面にカラス貝を主とし、オオタニシイシガイなどで構成される淡水産貝塚が形成されている。平成一一・一二年(一九九九・二〇〇〇)の高規格道路建設に伴う発掘調査で、縄文時代前期後葉〜中期前葉の竪穴住居跡一〇九棟、掘立柱建物跡二七棟、貯蔵穴などの土坑一五八基が発見され、伊豆沼周辺地域におけるこの時期の拠点的な大集落であったことが明らかとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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