噛み合う(読み)カミアウ

デジタル大辞泉 「噛み合う」の意味・読み・例文・類語

かみ‐あ・う〔‐あふ〕【×噛み合う】

[動ワ五(ハ四)]
獣などが互いにかみつく。「犬が―・う」
歯車などで、双方凹凸部分がぴったりと組み合わさる。「ファスナーがうまく―・わない」
それぞれ違う内容をもつものどうしがしっくりと合って、うまく事が進む。「話がなかなか―・わない」

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精選版 日本国語大辞典 「噛み合う」の意味・読み・例文・類語

かみ‐あ・う‥あふ【噛合】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. けものなどが食いつき合って戦う。また、転じて、互いに激しく争う。けんかする。
    1. [初出の実例]「庭前に犬共集まりて、噛み合ひけるを見て」(出典:太平記(14C後)五)
  3. 上下の歯や二つの歯車などがぴったり合わさって働く。
    1. [初出の実例]「歯ぐるまがまわるよ、噛み合ひ噛み合ひまわるよ」(出典:童謡・鉄工場(1927)〈北原白秋〉)
  4. 物事、考え方、論点調和がうまくとれて、事態議論が進行する。
    1. [初出の実例]「そんな噛み合わないやりとりにも、一向に気を悪くした様子はなく」(出典:砂の女(1962)〈安部公房〉一四)

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