デジタル大辞泉
「噛み合せる」の意味・読み・例文・類語
かみ‐あわ・せる〔‐あはせる〕【×噛み合(わ)せる】
[動サ下一][文]かみあは・す[サ下二]
1 上下の歯を合わせてかむ。「歯を―・せる」
2 獣などを互いにかみつかせる。激しく争わせる。「土佐犬を―・せる」
3 歯車などの凹凸の部分をぴたりと合うようにする。「ギアを―・せる」
4 食い違いのないように、うまく調和をとる。「論点をなんとか―・せようと努める」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
かみ‐あわ・せる‥あはせる【噛合】
- 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]かみあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 - ① けものなどにかみ合いをさせる。また、転じて、双方のものを激しく争わせる。
- [初出の実例]「犬を噛み合せ、棒を打振りて、危き遊びのみをなせり」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉二)
- ② 上下の歯や二つの歯車などをきっちり合わせて働かせる。
- [初出の実例]「かみあはせ作り出だせる一夜酒 口のうちにてわきかへりつつ」(出典:詠百寮和歌(1504‐54頃))
- ③ 考え方や論点の調和をとって議論を進行させる。
- [初出の実例]「駿介の真生活への出発を志村の見解と噛み合わせることによって」(出典:人間と真実の問題(1938)〈窪川鶴次郎〉三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 