四つに組む(読み)ヨツニクム

デジタル大辞泉 「四つに組む」の意味・読み・例文・類語

つに・む

相撲で、四つ4体勢になる。四つに渡る。
正面から堂々と争う。四つに渡る。「困難と―・む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四つに組む」の意味・読み・例文・類語

よつ【四つ】 に 組(く)

  1. 相撲で、両方力士が互いに両手を差し合ってがっぷりと組み合う。四つに渡る。よっつに組む。
    1. [初出の実例]「力を商ひにする相撲が、四(ヨ)つに組(ク)んで、かっきり合った時」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石一九)
  2. 転じて、互いに正面からぶつかって堂々と争う。四つに渡る。よっつに組む。
    1. [初出の実例]「藤村は人生と四つに組んでゐるとか、最も大きな問題に取組んでゐるとか」(出典:デカダン文学論(1946)〈坂口安吾〉)

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