四国稗(読み)シコクビエ

デジタル大辞泉 「四国稗」の意味・読み・例文・類語

しこく‐びえ【四国×稗】

イネ科一年草。夏に緑色花穂をつけ、実は球形で黄赤色、食用となる。飼料にするため栽培されることもある。弘法稗唐稗からびえ

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精選版 日本国語大辞典 「四国稗」の意味・読み・例文・類語

しこく‐びえ【四国稗】

〘名〙 イネ科の一年草。アフリカまたはインド原産。日本には古く中国から渡来し四国地方に多く栽培された。稈は叢生して高さ約九〇センチメートル。葉は線形で長さ約四〇センチメートル。夏、稈の頂に緑色の花穂を傘形につける。枝穂は五~七で長さ五~一〇センチメートル、幅約一センチメートル。穎果は球形で黄赤色に熟し食用となる。インドの山岳地帯などで栽培され、主食や酒の原料に用いられる。現在日本では、まれに牛馬の飼料として栽培される。漢名、穇、龍爪粟。ごうぼうびえ。のらびえ。からびえ。かもまたきび。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「四国稗」の解説

四国稗 (シコクビエ)

学名Eleusine coracana
植物。イネ科の一年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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